賃貸物件を借りる際に、難しい用語や仕組みを十分に理解できず、勧められるがまま契約した方もいらっしゃるのではないでしょうか。さらに賃貸契約後、実際に住み始めてからも、知っておいてほしい注意点がいくつかあります。ぜひ参考にしてみて下さい。
賃貸物件を借りる際に、まずつまずくのは不動産の専門的な用語や仕組みについてですよね。間取りや広さについての用語、敷金や礼金の仕組みについて分かりやすく説明していきます。しっかりと理解してから、実際の契約に臨みましょう。
賃貸物件を探している時、1Rや2LDKなどの記載を見たことがあると思います。これは間取りを表す用語なので、賃貸物件を探す時には必ず目にします。主にR、L、D、Kというローマ字が、間取りを表す用語と…
「敷金」は、入居時に借主が大家さんに対して支払う預け金であり、物件を退去するときの原状回復の費用や、家賃の不払いを補填するために使われるものです。賃貸では、入居者が何年も住み続ける間に部屋の一部が…
賃貸物件の契約を結ぶ際、初期費用の1つとしてよく登場する礼金。この礼金は元々、大家さんへの謝礼に由来するものです。昔は現代よりも賃貸住宅の数が少ない状態でした。そのような中で部屋を貸してくれる大家…
賃貸物件に住み始めてからも、修繕や家賃値上げの問題などさまざまな側面から注意するべき点があります。また賃貸物件の売買や相続などで、突然貸し主が変わる場合もあります。急な事態に備えて、きちんと知識を身に付けておきましょう。
賃貸物件で暮らす際には、もともとあった設備を汚したり壊したりしないよう、極力、丁寧に暮らすことが大切です。家賃を払っているとはいえ、自身の所有物件ではない以上、もしも破損などが起こった場合は、退去…
突然大家さんから家賃を値上げすると言われたら、どう行動すべきなのでしょうか。まず、家賃値上げ自体は法律で認められているため、大家さんの判断で行うことができます。しかしそれには条件があり、「土地や建…
札幌の賃貸物件は、市の中央部や北東部に多いのが特徴です。中央部は1K~1LDKの単身者向けの物件が豊富です。北東部はファミリー向けのワンルーム~2LDKの物件が充実しています。
実際に住み始めたら、まず契約時の説明通りの物件かどうかチェックしましょう。建物や設備が賃貸契約時の説明と異なったら、直ちに改善するよう要求できます。換気扇やエアコンなどが正常に作動するかチェックし、異音や異臭がないか調べます。シンク下の排水口の隙間や臭いについても、実際に水を流して異常がないか調査しなければなりません。コンセントにプラグを差し込んでみて、緩みや歪みがないか確認することも大切です。壁・床・天井などについても、内見時に気付かなかった傷・シミ・凹みがあれば、写真を撮り不動産屋に申告して、自分が付けた傷・シミ・凹みではないことを主張しておかなければなりません。 さもないと、退去時に損傷箇所の補修費用を請求され、敷金の返還額が減ることになります。
賃貸人は、「賃貸人たる地位の移転」と言って、賃貸物件を他人に譲渡することがあります。この場合、賃借人の同意は必要ありません。賃借人は、実際に居住している以上、新しい賃貸人から追い出されることはなく、移転登記を具備した新しい賃貸人に賃料を支払えば住み続けられるのです。また、新しい賃貸人に敷金返還債務も移転するため、賃借人は新しい賃貸人に敷金を返すよう要求できます。賃借人が賃貸物件の修補に要した費用の弁済についても、新しい賃貸人に求められます。 つまり、賃貸契約を結んだ時に賃貸人に対して賃借人が有していた債権は、新しい賃貸人にも有効なのです。賃貸人が別の人と交代したからといって、賃借人の生活に悪影響が出ないよう配慮されていると言えるでしょう。